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2012年11月06日

絵本のおはなし

小学校で、授業が始まる前の朝のひと時、読み聞かせボランティアを始めて、もう六年目になります。
最初の頃は、子供達の前で読むのにドキドキしてしまい、絵本のページをめくるのも手が震えてしまった事もあります。
でも、経験を重ねるにつれて、分かってくる事がありました。
緊張していたり、間違えないで読まなくては…等という気持ちは、全部読む声にのってくるのだということ。
子供達の反応は、正直です。
「力んで」読んでしまっている私の姿を感じているような気がしました。

そんな時に長年、舞台やテレビで子役から活躍されているベテラン俳優さんに、表現の勉強をさせて頂く機会を得ました。

先生のやり方は、たった一行の文章を深めていき、読み込むという方法です。
何度も何度も…一つ一つの言葉を大事にして。
長い作業の中で気付いたこと。
それは、例えば「花」という言葉も、柔らかい花びらを持つ花と、しっかりとした艶やかな花とは表現の仕方が違います。散りぎわの花なのか…それとも今を盛りに咲いているのか…イメージを膨らませ、一つの言葉を大切にするということ。
先生のもとに何年か通い見つけた答えは、絵本を読むという事は、私というフィルターを通して、原作の世界を大切に伝えること、聞き手があっての朗読であり、聞き手と絵本の世界を共有することが私にとって喜びなんだということ。
今、絵本の読み聞かせがとても楽しいです。

赤ちゃんの前でも読みますが、つぶらな瞳でじっと聞いてくれます。幸せを感じるひと時です。

読み聞かせ活動の運営に携わって下さるメンバーにも感謝していますし、絵本を聞いてくれる子供達にも、いつもパワーを頂いていて…ありがたいなぁ…て思います。
これからも、一冊の絵本を大事に読んでいきたいです。
絵本のおはなし



Posted by Tomomomi  at 16:52 │Comments(0)

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